初めてパタゴニアへ、ダウンの修理をお願いしました。
実は修理金額を知って少し怯んだのですが、結果として「お願いしてよかった〜(ホクホク)」と大満足だったので、記事にまとめます。
もくじ
修理前の状態、実は手放すつもりで店舗へ行った
わたしのダウンは、パタゴニアのハイロフト・ダウンです。
購入したのは2019年11月(ブログって便利ですね)。着て間もない状態は、こちらの記事をご覧くださいませ。
修理前の状態
アウトドアメーカーへの信頼感から、雨の日も雪の日も、それはもうたくさん着た3年間でした。
その結果、こんな状態に。
- 全体的な状態は良い
- 袖付近にほつれや破れが何箇所もあり
肘のほつれから綿がほわほわと舞う日々。
よく動かすからか、袖肘部分に損傷多めです。
袖は外れんばかりになりました。
リサイクルに出すつもりで店舗へ
修理を依頼したのが3月。実はその少し前、修理の相談をしに店舗へ伺っていたのです。
その時に「修理してもまた破けてきますしね。」ということだったので、一旦持ち帰ったのでした。
それからどうしたものか考えて「今回はリサイクルBOXヘお願いし、冬に新しいダウンを探すか」と、再びダウンを抱えてお店へ向かったのでした。
ところが今回対応してくださった方が、わたしのダウンを見ると「まだぜんぜん着れますね!状態良いですけど、リサイクルに出しちゃうんですか??」と。
そうそう、全体的には良いんですよね。
「まだ着れますよ!」という言葉がとても嬉しくて、見積もりを出していただき(後に2倍の費用になります笑)、修理をお願いしてきたのでした。
手放すつもりで行ったのに「お迎えにまたこれる」じんわりしたあったかさみたいな感覚で帰ったことをまだ覚えています。
おかえり!修理後の状態
3か月後の先日、修理明細を見ながらスタッフの方と修理箇所を確認したのですが、袖に関しては「え?どこ??」という修復具合。
もう嬉しいなぁ。
肘付近は当て布で三角形になっています。
反対側も。
全体を見ると、こんな感じになりました。
良い感じに同化していて嬉しいです。
修理内容と期間、金額内訳
今回の修理でわたしが希望したことは、
- 袖のすべての破れ、ほつれの修復
- 修復箇所はできるだけ目立たないと嬉しい
店舗でのお見積もりは、5,720円(税込)でした。
わたしはパタゴニアのネットストアを利用したことがあるので、アカウント登録済み。
修理の詳細と決定した金額は、登録のメールアドレスに届く仕組みです。
そして1週間後に届いた修理内容と金額、完了日程はこちら。
- 右袖:破れ・生地抜け(20cm以内)2,640円
- 右袖:その他1,760円
- 右袖口:糸ほつれ(1ライン)440円
- 左袖:破れ・生地抜け(10cm以内)1,760円
- 左袖:その他1,760円
- 左袖:破れ・生地抜け(10cm以内)1,760円
合計10,120円(税込)。※パタゴニアのアカウント割引適用
修理完了予定日:5月17日
「その他」についても、ちゃんと記載がありました。
その他:
袖下の縫い合わせ部分の破れは縫い込む方法で進めます。「その他」が縫い込みの修理です。※実際の文面を簡略化しています
また、
「破れ」は当て布が必要なため、別途見積もりを出しています。修理進行の可否をお知らせください。
ここまできたらすべてお任せしたいので、「お願いします」と返事をしました。
ちなみに修理を持ち込んだ直営店で受け取り、そのときにお支払いしています。
スタッフの方直伝!ダウン収納術
修理箇所の確認が終わり、わたしのダウンをくるくると丸め出したスタッフの方。
「どうするんだろう?」と思ったら、フードの中にヒョイっと。
「コンパクト…(感嘆)」と思わず呟いたらば、「ダウンって収納がかさばりますもんね〜。フードの中に入れると小さくなるんですよ」と。
「冬までこのままでいいんですか?」とお聞きしたら「大丈夫です」と。
丸めたダウンはオフシーズンの衣類ケースの上に、ポンと置いています。
わざわざ店舗へ行く価値
修理の仕上がりにも驚きましたが、今回嬉しかったのが、ダウンの収納方法を教えてくださったこと。
ネットから修理依頼→自宅受け取りもできましたが、こんなプライスレスなやり取りができるのは、お店ならではだなと思ったのでした。
修理×愛着の比例と、修理できるという選択肢|おわりに
自分で修理できたらもっとなのでしょうけれど、修理から帰ってきた子(物)って愛着が増しているのです。
わたしの場合、昨年修理に出した10年来の相棒サンバリアの日傘もそう。
たった1回の修理でこんな気持ちになるのなら、これからもっと使って、また修理に出してを繰り返したら、さらに愛着が増し増しになるに違いない。
そんなことを思ったのでした。
すべての物がそうではないけれど「あ、修理してくれるんだ。じゃぁ選んでみよう」「このブランドなら修理してくれるし」みたいに、修理しながら使い続けることを物選びの選択肢にしていくのっていいなと、改めて思いました。
修理をしながら、長く使える物。
逆に考えてみると、修理をしながら長く使えるのだから、気に入った物をちゃんと選ぶということでもあります。
読み返している引田かおりさんの本でも「選ぶ」ということについて書かれていて、なんとなくではなくて、ちゃんと自分で選択していこうと、思いを新たにしたのでした。
おまけ
撮影中…、
あら、あなたどちらから笑??
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