はじめに:
noteで2024年4月に執筆した記事をblogに移行しました。
「40代は服迷子になりやすい」なんてよく耳にしていましたが、かくいう私も、しっかりその一員でした。
「でした」と過去形にしたのは、迷路のど真ん中から、進むとよい方向が、ゆるやかに見えてきた感覚があるからです。
導いてくれたのは、顔タイプ・パーソナルカラー・骨格診断。
今年(2024年)の3月に、迷える自分への誕生日プレゼントとして、診断してもらうことにしたのです。
「受けてよかった」と心から思う今、私自身の忘備録も兼ねて「よかった」の中身を書き留めていきたいと思います。
ちなみに私の診断結果は…
パーソナルカラー:ライトサマー
骨格:ナチュラル
顔タイプ:フレッシュ(キュート含む)
ずっと自分をウェーブだと思い込んでいた私にとって、ナチュラルの診断は、今年一番と言っていいほどの驚き。
自分のことってわからないものですね、ほんと。
私と同じ服迷子の方や、パーソナル診断を受けようか考え中の方へ、何かのヒントになりましたら幸いです。
もくじ
診断前:こんな状態だった服迷子期
「私、これは服迷子だな」と認めはじめたのは、昨年末あたり。
当時は、こんな症状でした。
- 何が似合っているのかわからない
- 好きな服を着てるはずなのに違和感あり
- 似合う色って何が正解なの?
webでパーソナル診断をしてみるものの、どれもしっくりきません。
春服へ衣替えの季節が近づく中、「何を選んで着たらいいかわからない」お手上げ状態だったのでした。
サロン選びの決め手
以前から興味はあった、パーソナル診断。
「もし受けるならここがいいな」と、診断してもらいたいサロンは決めていました。
私のサロン選びの決め手は、こんなこと。
- パーソナルカラー、骨格、顔タイプを診断してもらえる
- メイクのアドバイスもOK
- 自宅から行ける距離
- サロンの実績が豊富
- 診断メニューのわかりやすさ
- サロンの雰囲気が緊張しなさそう
そして担当してくださるイメージコンサルタントの方は、直感で決めました。
こんなときの“直感”って、信頼しています。
そして診断後の今も「やっぱり直感を信じてよかったな」と、感謝でいっぱいです。
(記事内ではお名前を伏せますね。コンサルタントの方みなさま素敵なのです。)
パーソナルカラー診断
似合う色探しは、服迷子の私にとって、ミッションの一つでした。
グレーが好きなのですが、似合うグレーとそうでないグレーがあったり。
色選びって、それはもう謎に満ちていたのです。
おそらくサマータイプだと自己診断していましたが、診断結果はサマーの中でもライトサマー。
ライトサマーの私が、自分に設定した色選びの合言葉は「薄く、とにかく薄く」。
診断後にいただいたカラーパレットは、今でも(2025年4月)、頼り甲斐のあるアドバイザー的存在です。

そんな選ぶとよい色が味方になってくれて、こんなことが変わりました。
好きを諦めずに活かす
私には、大好きなパンツがあります。
初代、二代目、三代目と履き続けている、黒のワイドパンツです。

ところが服迷子になりかけの頃から、「サマータイプに黒は合わないんじゃないかな」と思うようになっていました。
何せ迷子なもので、「好きなら履けばいいのだ」という軸すら失いかけていたのですね。
今回のパーソナルカラー診断でも、「黒はやめた方がいいですよ」と一刀両断されたらどうしようと不安もあったり。
そんな中、診断用のドレープが黒の順番になると、先生が一言。
「うん。トップスじゃないですね」
「顔周りには色味が強いので、着るならボトムスがよさそう」と。
そう言われた瞬間の私の頭の中は、「着てもいいんだ!わーい!!(サンバ隊出動)」でいっぱいに。
そして黒を履くときは、トップスを前述のカラーパレットの中にあるような、薄めの色から選んでみる。
わたしの方程式:
大好きな黒のワイドパンツを履くときは、トップスは薄い色で。
パーソナルカラーを知れたことは、“好”きの活かし方の発見でもあったのです。
骨格診断
晴天の霹靂とは、このこと。
ウェーブではなく、ナチュラルだったんです。
それはもう心から驚いたのですが、ナチュラルに似合う服を知るにつれて、思い当たる節が満載。
- パンツはワイドが得意
- 首元は空きすぎないのがいい
- トップスはゆるっと
「そうだよなー」「そうだったなー」と、途中から答え合わせのように。
気に入って履き続けてましたものね、ワイドパンツ。
サイズが合うの意味を更新
診断後から春服購入まで、選ぶといいであろうサイズを再設定してみることにしました。
ボトムス:
- ワイドパンツ
- ゆるっとシルエットで大丈夫
トップス:
- ゆるっとシルエット
- 腰が隠れる長さ(着丈55cmくらい)
- 首回りは開きすぎない(Vネックよりクルーネック)
- パンツインしないでいいデザイン
- ドロップショルダーよし
特にトップスは、実際に春服を選びながら、精度を上げていきました。
今までは体型と身長にフィットすることが、サイズが合うと思っていたのですが、これからは適度にゆるめが、私にとってのジャストサイズと更新。
適度にゆるめ。具体的には、今までより1〜2サイズアップを目安に選ぶようにしています。
こうして見ると、選択肢が狭まっているトップス選びなのですが、その分「これはきっとしっくりこないかな」と諦める判断が早まりました。
迷子期は「もしかしたら似合うかな、どうかな」「とりあえずキープかなぁ」なんて、悩む時間が多かったのです、ほんと。
自分のことがわかってくると(まだ道半ばですが)、きっと良い意味で諦める・選ばない判断がパッとできるようになっていくのだと思う。
そんな期待と希望も感じさせてくれた、骨格診断なのでした。
診断後:変わらないこと
それをやると「もっとよい」のだろうけれど、変わらない・やらないと決めたこともあります。
骨格ナチュラルは、アクセサリーを盛りっと着けるのも似合うようなのです。
ネックレスやブレスレット。診断後に探してみましたが、私は今まで通り、ノンホールピアスとメガネを相棒でいこうと思います。

金属アレルギーであること、季節の変わり目は接触皮膚炎を起こしやすい体質なのは自分がよくわかっていること。
ここは、おしゃれ<体の方程式で進むこととします。
顔タイプ診断
自己診断通り、顔タイプはフレッシュでした。
顔タイプを診断してもらって良かったことは、本来の自分のままでよいと、すり合わせができたことです。
ほっと安心したこと
子供の頃から好きなものは、肌触りが良いもの。
ベビーベッドで掛けてもらっていた、コットンの気持ち良い布団の感触も、40年以上経った今でも覚えているくらい。
そんな私にとって、コットンや麻の生地がしっくりくるフレッシュであったことは「変わらなくていいんだ」と、ほっとしたのでした。
スウェットやパーカーが得意というのも、嬉しかったな。

シンプル、カジュアルなものが得意。ハードな革などは無理しなくて良い。
本来の自分で、ありのままでいいんだと、顔タイプ診断からは背中を押してもらいました。
3つの診断後に得たこと
自分の骨格や顔タイプを知り、似合うファッション・カラーを教えてもらう。
3つの診断を通して私が得たことは、これだけではありませんでした。
私にとっての年相応とは?
たしか顔タイプ診断中、「ギンガムチェックも似合いますよ」とアドバイスをいただいたときだったと思います。
「ただ、年齢・年相応ということも考えておきたいところですよね」
こんなことを先生がおっしゃったのでした。
43歳、シンプルでカジュアルが大好きな私が、ファッションを通して年相応をどうやって表すことができるのか。
私にとっての年相応というのを考える、よい機会にもなったのです。
ちょうどこのタイミングで読んでいた本から、すでにイメージは湧いていて、答えはスルリと出てきました。
今の私にとっての年相応:
良い生地を着ること
上を見ればキリはないけれど、今の私が自分に無理のない範囲で手元に迎えることができる、良い生地を選んでみる。
春服購入の際は、特にトップスを選ぶときに、心がけてみました。
選んだトップスをいつものデニムやコットンのパンツと組み合わせてみると、カジュアル過ぎず、なんだか雰囲気が落ち着いて見えるのです。
それにしても、試着がワクワク楽しかったのですよ。ほんとーに久しぶりに「しっくりくる」って思えたのでした。
似合うを知って変化したこと
3診断を受けて2か月が経とうとしている今、こんな変化がありました。
今の自分にしっくりくる服を、しっくり率高めで選ぶことができる
実際に春服を選んでいるときは、選ぶとよい色や袖、丈など、どんどんフィルターを掛けて、選択肢を削ぎ落としていく作業でもありました。
このフィルター作業では、「似合う」に、好きなデザインなど「好き」も掛け合わせて絞っていきます。
服選びでドキドキワクワクする時間が過ごせたことがなんだか久しぶりで嬉しかったのです。
そうそう。「似合う」って強めな響きがするので、私は「選ぶとよい」に置き換えてもいます。
そして、自分に必要な数というのも、服管理で大切にしていること。
好き×似合う×必要な数=私の服
選ぶとよい要素(色や形など)を元に、今の私に必要な数の、好きで似合う服を選んでいく。
こんな最高で最強のクローゼット(実際は押し入れです)づくりに、いそいそしているところです。
そして何より、服を着ることにワクワクが戻ってきて「よかったなぁ」「楽しいなぁ」って思うのです。